発表日:2020年10月1日
発表者:株式会社日本触媒
表 題:リチウムイオン電池用電解質イオネル® (LiFSI)の設備増強について
株式会社日本触媒(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:五嶋祐治朗、以下「日本触媒」)は、リチウムイオン電池用の新規電解質「イオネル®~リチウムビス(フルオロスルホニル)イミド〈LiFSI〉」の増大する需要に対して、既存設備の年間生産能力 300 トンでは不足するため、独自プロセスによる新規製造設備の建設(年間生産能力;2 千トン、立地場所;日触テクノファインケミカル株式会社)に向けて 2020 年 10 月 1 日付で「イオネル建設チーム」を設置し、設備設計に入ることを決定致しました。
近年、環境問題への意識の高まりから、省エネ・低公害の次世代自動車の代表的存在である電気自動車(EV)に対する期待は高く、EV 市場は着実に拡大しています。イオネル®を EV 向けリチウムイオン電池の電解質に使用することで、低温から高温まで広い温度範囲で、電池のサイクル特性、レート特性、保存安定性の向上に著しい効果を発揮することから、電解質の添加剤用に限らず主剤として採用され、イオネル®の需要がアジアを中心に拡大しています。さらにイオネル®は、全固体電池などの次世代革新電池の電解質としても性能向上に効果を発揮することから、需要のさらなる拡大が期待されています。
LiFSI は高純度化が困難な物質であり、その生産や品質管理には高度なノウハウが必要とされますが、日本触媒はこれまで培ってきた独自の生産技術力を活かし、年間 2 千トンを安定生産する技術を確立しました。また、イオネル®は当社特許により保護された高純度 LiFSI であり、品質面・価格面・知財面で、安心してお使いいただける製品です。
新規製造設備の商業生産は 2023 年春目途に開始する予定で、2024 年には 100 億円超の売上高を目指します。尚、LiFSI 市場は世界的に拡大することが想定され、2025 年以降の需要に対応する為、欧州での新規設備投資計画も検討しています。
〔公式ページ〕
▷リチウムイオン電池用電解質イオネル® (LiFSI)の 設備増強について
※掲載テキストは発表情報の全文または一部抜粋です。元となるプレスリリースは発表元による発表当時のものであり、最新情報とは異なる場合があります。※詳細情報は公式ページをご参照ください。
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