発表日:2022年5月23日
発表者:日立ビルシステム
表 題:電気自動車からの給電で停電時のエレベーター継続利用を可能とするV2Xシステムの実証を開始
株式会社日立ビルシステム(以下、日立ビルシステム)は、このたび、広域災害などによって停電となった場合に、電気自動車とビルをつなぐV2Xの技術によって電気自動車から、エレベーターなどのビル設備に給電を行い、継続利用を可能とするシステムを開発しました。本システムは、停電発生時に、V2X対応充放電装置であるハイブリッドPCSを使用してエレベーターなどのビル設備の電源を電気自動車からの給電に切り替えるとともに、エレベーターについて分速30mの低速運転に変更する制御を行うもので、最大で10時間程度エレベーターを継続運転させることを可能にし、災害に対するレジリエンスを向上します。
2022年中の実用化に向けて、ビルソリューションの研究開発などを行う亀有総合センター(東京都足立区)に本システムを導入しており、今後、実証を進めていきます。
■本システム開発の背景
近年、広域災害に伴う大規模停電の発生と、それに伴う社会インフラの長時間の機能停止が大きな社会課題となっており、高層ビル・マンションなど、移動手段としてエレベーターが不可欠な建物において、非常時電源として太陽光発電設備や蓄電池などを整備し、災害に対するレジリエンスを強化するニーズが高まっています。
日立ビルシステムは、株式会社日立製作所(以下、日立)とともに、大規模地震をはじめとする広域災害時の復旧対応体制の強化、エレベーターなどのビル設備への影響を低減する機能・サービスの開発、提供を継続的に進めています。具体的には、地震時エレベーター自動診断・復旧システム「ヘリオスドライブ」をはじめとする多様なソリューションを提供するとともに、日本国内で日立ビルシステムが保全契約を結んでいる18万台以上のビル設備について、さまざまな稼働データを遠隔でリアルタイムに収集・監視し、データ分析結果を基にした予防保全を実現する高度な遠隔監視・保全サービスを提供し、安全・安心・快適な都市生活を24時間365日守り続けています。
2022年5月には、遠隔監視・保全サービスの中核を担うシステム・施設である「管制センター」を全面刷新し、PC・スマートフォン上で一元的なビル設備の稼働状況確認やエレベーターの遠隔制御などが可能なビルオーナー・管理者向けダッシュボード「BUILLINK(ビルリンク)」など、遠隔監視・保全サービスのメニューと品質を大幅に強化し、広域災害対応力の向上と故障復旧対応の迅速化を図っており、今回、広域災害などによる停電時のエレベーター継続運転利用を電気自動車からの給電で可能とするシステムの実証を開始しました。
〔公式ページ〕
▷日立ビルシステム:電気自動車からの給電で停電時のエレベーター継続利用を可能とするV2Xシステムの実証を開始
※掲載テキストは発表情報の全文または一部抜粋です。元となるプレスリリースは発表元による発表当時のものであり、最新情報とは異なる場合があります。※詳細情報は公式ページをご参照ください
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