太陽光パネル大手のカナディアン・ソーラー・ジャパン(山本豊社長)は5月31日、都内のカナダ大使館で、創立10周年記念パーティーを開催、会場には取引先など業界関係者200名以上が参集した。加えて同日、日産自動車との協業についても発表。太陽光発電と蓄電池、電気自動車(EV)のセット販売促進活動を、それぞれの販売チャネルを活用し行っていくとした。
冒頭で山本社長は「創立から10年、おかげさまで非常に順調に成長している。直近3年の出荷量については、およそ700MW/年と安定して供給しており、市場の10%を超えるところまでシェアを伸ばしている。これまで支えていただいた関係者の皆様には心より感謝申し上げたい」と謝辞を述べた。続いて、カナディアン・ソーラーのショーン・クー会長兼CEOの負傷で、不在の間、CEOを代行するヂュアン・ヤンSVP兼CCOが代表スピーチとして挨拶。「現在、7カ国で16カ所の生産拠点を保有し、165カ所で販売している。太陽光パネルの累計出荷量は33GWに達した。各国で現地の多様な人材を確保し、現地の運営でグローバル化を図ることを目指しているが、日本法人においても、日本の会社として現地の文化や、ビジネスの考え方等を取り入れ、日本市場けん引の一役を担ってきた。このように当社は、業界の中で最もグローバル化を上手く進めてきた企業の1つではないかと自負している」とし「日本含め、世界の太陽光発電のトレンドは自家消費に向かっている。蓄電システム等を組み合わせた展開などが更に追及されるようになるだろう」と総括した。
日産と協業開始、7月から
こうした自家消費ニーズに対し、同社は日産自動車と提携。カナディアン・ソーラー・ジャパンが昨年より展開する太陽光発電と蓄電池、EVを同時にコントロールできる蓄電パッケージ『SOLIEV(ソリーヴ)』と日産自動車の『日産リーフ』を組み合わせた新たなソリューション『SOLIEV RIDE(ソリーヴライド)』の提案活動を、両社の販売ネットワークにおいて行う。購入したユーザーは太陽光発電で創られた電気を蓄電池だけでなく日産リーフに充電することができ、エネルギーの自給自足を目指せる。災害などの停電時も、太陽光発電、蓄電システムに加え、日産リーフの大容量バッテリーに蓄電した電気の利用が可能となる。「販売促進活動は7月からで、購入したユーザーには一定額をキャッシュバックする」(山本社長)という。日産自動車日本EV事業部の小塚功子部長は「移動手段としてだけでなく蓄電池としての価値、つまり止まっているときに生まれる価値を提供する大きな一歩となる」とし「日産リーフ販売台数は10万台を超え、2019年は3万台前後の販売を見込む。そのうち5~10%に、同システムの装着を目指したい」と意気込む。住宅は勿論、今後は企業向けにも対象を拡大していくとした。
※本記事は次代住宅専門誌 『月刊スマートハウス』 No.53に掲載したものより抜粋しています。
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