SMART HOUSE READERS

シャイン:太陽光発電、 オール電化メンテ会社として成長 累計3万5,000件の実績。ビルダー向け支援も

 太陽光発電システムやオール電化製品を中心に住宅のメンテナンスを手がけるシャイン(群馬県、小池茂社長)の13年度売上規模は約15億円であったが、メンテ需要の増加に伴い18年度にはおよそ1.6倍となる約25億円規模へと大幅な成長を遂げた。小池社長は「国内の太陽光発電の導入が毎年増えるにつれ、必然的に点検しなければならないストックボリュームも増える。販売店だけでなく、顧客から直接メンテを依頼されるケースも増えてきた」と状況を語る。しかし、景気は上々にも拘らず面持ちは明るくない。その理由として「先日のパネルの火災事故事例などが報じられる度に、ユーザーは不安な思いをする。いい加減な販売店のメンテへの意識不足が大変深刻な自体を引き起こしている。杜撰な工事店が少なくないことも起因する。もはや、日本中でメンテの対応をしていかなければならない」とし、全国ネットワークを形成しメンテ対応に臨む決意を表明した。

 91年より訪問販売業でスタートした同社だが、14年からメンテナンス事業会社へと大きく方針転換し、同システムやオール電化製品の故障や不具合に対応するメンテの専業会社として歩を進めてきた。昨年、直接対応する顧客数は既に1万5,000件を超えた。さらに、太陽光発電システム販売店からの点検リクエストも増えており、こちらは2万件近いユーザーのメンテナンスに応じ、累計3万5,000件の実績をつけている。

 現場に詳しい山本将宏副社長によると、メンテで多くみられる不具合事例として、太陽光発電では雪害や飛来物によるパネル破損やPF管の老朽化による破損、鳥の巣被害等が少なくなく、また、エコキュートではタンクや配管からの水漏れ、IHクッキングヒーターでは漏電による使用不可、ボタン接触不良等がよく見受けられるという。山本副社長は「特に太陽光パネルではホコリや鳥のフンなどの汚れが溜まったり、たった1枚のパネルが破損したりするだけでも全体の発電量が下がってしまう」。さらに「メンテナンスフリーと言われて販売専門の会社から購入するも、後に不具合が発生→メンテ対応してもらえない!と嘆いているお客様が実に多い」と状況を明かす。実際、太陽光パネルは、定期的なメンテナンスやクリーニングをすることで性能が最大限引き出され、長期間、効率よく使うことが出来る。「当社は、こういった事情を鑑み、これまで長きに亘り培ってきた技術統計データを元に、太陽光発電システム、オール電化システム、蓄電池の長期稼働維持に努めている。太陽光発電もオール電化も50項目以上の点検項目からチェックしており、メンテ内容には自信がある」とした。

 小池社長は「今後はこれら機器と施主の将来生活の在り方を真剣に考えるビルダーとの連携を進めていく。『設置して終わり』ではなく、長く安心して使い続けられるために、住宅の総合メンテパートナーとして、各種メンテを皮切りに、リフォーム、リノベにも対応していきたい」と事業の将来展望を語っている。

※本記事は次代住宅専門誌 『月刊スマートハウス』 No.52に掲載したものより抜粋しています。

スマートハウス_書籍紹介バナー
Cookie を許可すると、このサイトでのエクスペリエンスが向上します。