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パナソニックES社:創蓄連携システム前年比 1.5倍ペースの好調推移 AI利用で太陽光自家消費の総合提案加速へ

 太陽光発電をはじめ、蓄電システム、エコキュート、HEMS等まで住宅にまつわるあらゆるスマエネ機器を展開するパナソニック。業界をけん引する同社では、それら機器を縦横無尽に組み合わせ、常に新たなソリューションを生み出し、提案を行っている。

 なかでも、太陽光発電と蓄電システムを組み合わせた『創蓄連携システム』については、太陽光発電の自家消費シフトや、災害時・非常時における安心需要の高まりから前年比約1.5倍ペースで好調推移。来年度は卒FITユーザーへのリプレイスニーズも期待され、さらに約1.5倍の伸長を目指している。伸びしろのある同機器であるが、同社エコソリューションズ社パワーエレクトロニクスSBUの中嶋慎一郎SBU長は「蓄電システムのみならず、様々なエネマネ機器を太陽光発電とセットで利用することで如何に生活の利便性が向上するかを追及している」としており、あくまで太陽光発電をメインに据えた総合的な提案を展開する姿勢は崩していない。

 HEMSを起点に太陽光発電フル活用

 そんな太陽光発電を中心とした"連携"の中核となるのがHEMSの『AiSEG2』である。このほど機能を刷新し、つながる機器の種類を、これまでの13社26製品から、電気自動車(EV)の充電設備やトイレ、宅配ボックスなど20社33製品に対応したほか、スマートスピーカーと連携し音声で機器を操作するなど拡張性の高いものとなっている。また、AI(人工知能)を搭載しており、翌日の天気予報を予測して太陽光発電を上手く活用する『AIソーラーチャージ機能』があることも特長の一つだ。「ある程度、機器単体で学習機能を備えており、データを蓄積して、そのときの適切な使い方を実現しているが、それらを連携させて制御できることがAIの強みであり、当社の強みでもある」とする。

 例えば、明日の天気が晴れの場合『AIソーラーチャージ機能』で夜間のエコキュートの沸き上げ量を減らし、夜間に減らした分を翌日の太陽光発電で沸き上げを行う。ところが、突然の大雨で天気が変化した時などは、太陽光発電で沸き上げが出来ず余計な電気代がかかってしまう。そこを蓄電システムが連携することで、太陽光発電の不足分を蓄電から給電し、沸き上げをサポートすることがでパナソニックエコソリューションズ社きる。「3つの機器が連動し自家消費率を上げ賢く制御することを差別化のポイントにしている」とする。

 さらに『AIソーラーチャージ機能』は、19年夏からEVとも連携し、EVを最適のタイミングで充電することができるようにもなる。日常の運転状況を分析するとともに、翌日が晴れの予報なら、夜間の充電を減らして翌日の太陽光発電の余剰電力をEVに回すようにする。深夜電力で充電する分と、余剰電力で充電するバランスをAIで最適化するわけだ。

 いずれの機能も、太陽光発電の自家消費シフトを推進するものとなっている。とりわけ、蓄電システムにおいては"一家に一セット"の自家消費時代に向け、いつでも蓄電池ユニットを追加設置でき自家消費への移行が可能な『創蓄連携システムRタイプ』もラインナップし「急速に伸びている」という。そんな中「2019年の卒FITユーザーは勿論、新設の太陽光ユーザーに対しても、もはや経済性だけでなく、蓄電システムやEVをはじめとする各設備・機器の連携、拡張性などを訴求している。そして、その利便性を理解するユーザーが増えていることを実感する。便利・安心・自家消費を積極提案し、暮らしの価値をさらに向上させていきたい」と意気込んでいた。

※本記事は次代住宅専門誌 『月刊スマートハウス』 No.47に掲載したものより抜粋しています。

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