新たな記録更新に向け国内外での事業展開を加速させる。パナソニックエコシステムズ(小笠原卓社長)は1月30日、換気扇の累計生産が2億台(18年12月時点、海外含む)を突破したと発表。「各国の気候や住環境に応じた商品を提供することでIAQ(室内空気質)の向上を推進し2025年に総売上高3000億円を目指す」と内山茂浩常務取締役は意気込みを語った。
同社はパナソニックエコソリューションズ社に属し換気扇、扇風機、空気清浄機といった事業をIAQ(Indoor Air Quality:室内空気質)と総称し展開する。年商1600億円規模の部門でこのうち7割以上が換気関連で占める。58年に第1号を本格販売してから60年以上も専門技術開発に取り組む老舗。国内市場約600万台規模のうち競合1社と合わせ8割の占有率を分けるなど二強の一角としても知られる。
主力製品のグローバル生産台数は年間700万台を超える。約40ヶ国と地域で販売されジワリと海外シェアの獲得を進めている。「93年に参入した北米では16%にまでシェアを拡大した」という。日本を含む先進諸国は第一種換気をメインに全体換気、中国や南米は局所換気、中近東・アフリカは自然換気など地域により需要は異なるが「日本で培った技術でニーズに合わせた商品を提供していく」との方針を述べた。国内市場についてはZEHやスマートウェルネスの普及に伴い住宅は高気密・高断熱化する一方で、換気不足による空気の汚れ、更に近年では花粉や黄砂、PM2.5による健康懸念が課題として挙げられる。そこで同社は給気・排気共に機械換気を用い、汚れた空気を室内へ取り入れないように配慮できるなどの特徴をもつ全熱交換形第一種換気の普及を推進。事業者向けに研究棟やショールームなどで体感による訴求を強めることで徐々にその効果の認知と採用率向上に繋げているとする。内山常務取締役は「空気はヒトが1日で最も多く取り入れる物質。IAQ技術の提供を通し健康・快適な空間の実現を図っていきたい」と話していた。
※本記事は次代住宅専門誌 『月刊スマートハウス』 No.49に掲載したものより抜粋しています。
- トップ
- 速報
- テーマ
- 製品・サービス
- 行政・団体
- 地域
- データ
- オピニオン
- 記事ジャンル