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ビーエムプランニング:顧客理解得て、標準ZEH化

 吹き抜けやリビング階段、大空間などを施し、異国情緒あふれる空間演出にも力を入れるビーエムプランニング(小櫃政史社長)は、この強みと高い躯体性能を組み合わせたZEHを標準仕様としている。小櫃社長は「理想の住空間に加え、光熱費の面でも暮らしやすい住まいを実現するには性能にも目を向けなければならない」とし、顧客の理解を引き出すことで図らずもZEHを提案、 注文がメインでありながら、ZEH率は80%と過半数超えを達成している。

高断熱·気密仕様に、初期費用ゼロ太陽光でZEH

 09年に設立し、今年で10周年を迎えた同社は、埼玉県内を商域に約 10棟/年ペースで供給している。ZEHビルダー登録は申請書類等のタイミングが合わず理想の住まいを追求した結果、自主的にZEH仕様に行き着き、積極的な提案を行っている。 「登録に向けては、まさに今、動いているところ」とするが、これまで未登録のため補助金を利用していなかったにも関わらず、今年度は10棟中8棟のZEH建築を達成している。
 小櫃社長は「吹き抜け・大空間・大開口など、デザインは凝れば凝るほど、エネルギー性能は悪くなる。理想の住空間を実現しつつ、光熱費などランニングコストの面でも満足頂ける住まいを両立するためには、省エネ性能は欠かせない」と説明する。同社のデザインに惹かれ来訪した購人検討者においても 「省エネ性能を高めることのメリットを伝えたり、住設・建材メーカ ーの比較体験施設に案内することで、理解を得ている」と語る。
 無論、積み上げてきたノウハウがあってこそだが、すんなりとZEHの標準化を成功させた同社。この背景には、予てより高断熱・高気密仕様であったことに加え、初期費用ゼロ円で太陽光発電を導人できる設置スキームを利用したことにある。
 同社は創業時より、省エネ性能にも配慮した住まいづくりを手掛けてきた。しかし 「当初は吹付け断熱材の利用や樹脂窓を採用するなど一般的な住宅よりも少し水準が高いレベルであった」とし、さらに性能面でも磨きを掛けるべく勉強する中で、LIXILが加盟店制で展開する『スーパーウォ ールエ 法』に出会い、2年前から採用。一気に高断熱・高気密化が進んだ。直近の住宅性能ではUA値0.4、C値0.2と高い数値を実現している。ここに太陽光発電を搭載すればZEHとなる中、太陽光発電の初期費用ゼロ円モデルが台頭し始め、LIXILTEPCOスマートパートナーズが手掛ける『建て得』を利用することでZEHの標準化に至った。「『建て得』では、LIXIL製の高機能建材を導入するほど優遇プランが適用されるが、もちろんその分建築費は増加する。ただ当社はもともとこれら住設・建材を利用しているため、太陽光発電を‘‘当たり前’'の様な感覚で提案でき、お施主さんの反応も良い」と手応えを語る。
 さらなる発展を志向する小櫃社長は注文であるため、どうしても太陽光発電は載せたくない、建築コストを抑えたいというニーズはある。今後はそいったお客様の理解もしつかりと引き出し、ZEH率 100%を目指す。今の住宅づくりを武器にブランドカの向上を図り、地元密精で年間 15棟規模まで拡大させたい」と目標を掲げる。

※本記事は次代住宅専門誌 『月刊スマートハウス』 No.56に掲載したものより抜粋しています。

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