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全国住宅産業協会:第50回全国大会開催、会員740名が全国から集結

 日本全土に亘る住宅・不動産業者が集結した業界団体、全国住宅産業協会(馬場研治会長、全住協)は11月14日、第50回目となる全国大会をグランキューブ大阪(大阪市北区)で開催した。会場には北海道から沖縄まで各地の会員約740名が参集した。同協会は、住宅や不動産流通に関する事業の発展を図り、国民の住生活向上や公共の福祉増進に寄与することを目的とした団体。現在は1,700社が所属しており、政策提言や市場調査のほか、会員向けに瑕疵担保保険の割引制度や業務効率向上を図るツールの提供などを行っている。
 開会の挨拶で馬場研治会長は「消費税率引き上げによる家計圧迫、頻発する自然災害の影響によっても個人消費が下振れする懸念があり、市場の動向に注視する必要がある。さらに建設コストの高止まりにより分譲住宅の販売価格は高騰しており、平均的な所得での住宅取得はますます困難になる。またIoTやAIなどの新技術を住宅産業に活用する試みも将来に向けて必要」と課題を強調した上で「社会の隅々まで光があたるような政策提言と業界活動に全力を傾ける。業界をとりまく環境は一段と厳しい状況だが、 住宅産業が国民の住生活の安定と経済成長を下支えする大きな柱であり続けることに違いはない。令和という元号に変わった節目。新生日本の建設に向けて、さらなる発展を目指して頂きたい」と会員企業を鼓舞した。
 今後の政策提言については、①『消費税を含めた住宅税制についての抜本的な見直し』、②『空き家・所有者不明土地を利活用するための施策の確立』、③ 『マンションの大規模修繕・建替えを促進する支援措置の拡充』、④『新築住宅の固定資産税の軽減措置、住宅用地を取得した場合等の不動産取得税の特例措置の延長』、⑤『まちづくり融資制度として「有効空地確保事業」を復活』の5項目を挙げ、土地の有効活用や住宅を取しやすい環境づくりを図っていくとした。
 その後は、記念講演として建築家の安藤忠雄氏が『価値向上を図るまちづくり』について自身の作品や取り組みの目的・意義を交えて解説。続いて作家で元東京都知事の猪瀬直樹氏が“人生100年時代”をテーマに登壇。「平均寿命は伸びているものの、健康寿命の延伸が重要」とし「東京オリンピックは国民がスポーツに親しみを持つ機会となる。スポーツを嗜むことによって健康寿命を伸ばす狙いもある」などテーマに沿った事例を紹介した。その後は吉村洋文大阪府知事を交え、パネルディスカッションを行い、大阪都構想や、大阪府・市の魅力を如何に高めていくか等について語り合った。閉会後はリーガロイヤルホテル大阪(大阪市北区)に会場を移し、懇親会を開催。スペシャルゲストにお笑い芸人のハイヒール・モモコさん、ザ・プラン9のヤナギブソンさんを招き、大いに盛り上がりを見せていた。

※本記事は次代住宅専門誌 『月刊スマートハウス』 No.59に掲載したものより抜粋しています。

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