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日産、APBに全樹脂電池の要素技術ライセンスを供与

メーカー 蓄電池 2020/04/17 10:22

 日産自動車は4月16日、全樹脂のリチウムイオンバッテリー要素技術をAPBにライセンス供与すると発表した。

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 今回ライセンス供与する『バイポーラ電極構造を有する全樹脂電池』は従来の液体状電解質と金属製電極の両方を樹脂に置き換えるもの。バッテリーセルの表・裏面をそれぞれ構造体であると同時に正極・負極の機能を有する樹脂集電体で形作り、複数のセルを重ねることで、バイポーラ構造の組電池の構成を可能とする。

 APBは同技術を活用し、次世代型リチウムイオン電池の全樹脂電池の定置用バッテリー製品化を目指す。従来の蓄電池と比べ、同じ充電容量で大幅なサイズダウンとコストダウンを実現できるとする。日産自動車の木俣秀樹経営戦略本部理事は「社外における自社開発技術の有効活用を積極的に推し進めている。今回の供与もこの取組の一貫で、SDGsの実現にインフラ面から貢献できる上に、低炭素っ社会の実現への一助にもなると確信している」とコメントしている。

〔参照〕
▷日産自動車、先進的なリチウムイオンバッテリーの要素技術をAPB株式会社にライセンス供与


【関連記事】
APB、全樹脂電池開発で約80億円の資金調達
(2020年3月4日掲載)

 次世代型リチウムイオン電池「全樹脂電池」の開発を行うAPBは3月4日、JFEケミカル、JXTGイノベーションパートナーズ、大林組、慶應イノベーション・イニシアティブ、帝人、長瀬産業、横河電機の計7社を引受先とする第三者割当増資により総額約80億円の資金調達を実施する。

 調達した資金は同社が開発する全樹脂電池の量産工場設立、技術確立、製造販売の開始に向けて投資される。

〔参照〕
▷次世代型リチウムイオン電池「全樹脂電池」の開発を行う APB、約 80 億円の資金調達を実施


【関連記事】
APB、越前市に「全樹脂電池」工場 新設
(2020年3月2日)

 次世代型リチウムイオン電池「全樹脂電池」の開発を行うAPBは3月2日、福井県越前市に新工場建設を発表した。商業化と量産技術の確立をめざす。

 同社は三洋化成工業とAPBの現代表取締役である堀江英明氏が共同で開発したバイポーラ積層型リチウムイオン電池「全樹脂電池(All Polymer Battery)」の製造及び販売を行うスタートアップ企業。

 全樹脂電池は界面活性制御技術を有する三洋化成が新開発した樹脂を用いる。活物質に樹脂被覆を行い、樹脂集電体に塗布をすることで電極を形成するというもの。独自の製造プロセスにより従来型より工程を短縮することで、製造コスト・リードタイムの削減、高い異常時信頼性とエネルギー密度といった特性をもつとしている。

【計画の概要】
名 称 :APB福井工場(仮称)
所在地 :福井県越前市庄田町
敷地面積:約23,733㎡
延床面積:約8,628㎡
事業内容:全樹脂電池の設計、製造
操業開始:2021年(予定)

〔参照〕
▷次世代型リチウムイオン電池「全樹脂電池」の開発を行う APB、越前市に第一工場を設立

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