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【歴史館】パナソニック:スマート社会の礎を築いた 配線器具

コラム 2018/11/19 15:00

 今は昔―。といっても地球や人類が歩んできた時間軸に比べれば、ほんの少しだけ前の話。スイッチやコンセントも無いなか人々はどのように生活していたのだろうか。電化が進みモノが溢れ、豊かで快適に生活できるようになった現代人にとっては、もはや想像つき難い世界である。

 一方で確かに其の在る時点で革命的なイノベーションが起こり、我々の日々が形成されている。まさに先人が培った地層が息づいているのである。それも幾人かの電化時代を予見した偉人の手に寄って―。

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 嘗て家電製品は電気を供給するために電灯のプラグを付け替えて使うというのが当たり前だったという。夜間のアイロン掛け等は、暗がりの中での作業だった。無論、それらの製品群が家庭に在ること自体が珍しいと言えなくもないが、何やら不便にも感じられたことだろう。ある一人のベンチャー精神をもった青年はこう考えた。「便利で品質のよい配線器具には大きな需要があるはずだ」と。

 今や日本を代表する世界的企業を築き上げ創業100周年を迎えたパナソニックグループの創始者、松下幸之助氏がそのひとである。この画期的なアイデアが小型家電からインフラを爆発的に普及させる契機となり、現代に続くスマート社会への道程を方向づけたのであった。

※本記事は次代住宅専門誌 『月刊スマートハウス』 No.46に掲載したものより抜粋しています。

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