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認証取得必須!? 省エネ性能表示(BELS)って何?

 住宅が燃費で選ばれる時代へ―。ZEH普及を皮切りにそんな世界が目前迫ってきた。では、どのように施主や一般に周知し訴求すべきなのか。自前の計算だけでは心許ないだろう。第三者認証が決め手となる。そこで本頁は、重要性を増す建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)によるZEH表示とは何か。一体どんなメリットがあるのかといった事象を運営する住宅性能評価・表示協会に解説してもらった。

BELS(通称:ベルス)とは 一体どのような制度ですか?

宇治田  『BELS(Building-Housing Energy-efficiency Labeling System)』とは、住宅性能評価・表示協会に登録された第三者評価機関(全国92機関:18年8月末時点)が新築・既存を問わず、全ての建築物を対象とし設計時の省エネ性能を評価・表示する制度のことです。14年より非住宅分野からスタートし16年に対象範囲が住宅にも拡充。17年4月からはZEH表示が始まりました。

長谷川  周知の通り住宅性能表示自体は2000年より「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」の中で重要な制度として設置され、良質な住宅を安心して取得できる市場形成を目的に開始されました。耐震、耐久、防犯など評価項目は様々ありますが、性能表示は家を選択する際の『ものさし』と言えます。新車購入に例えるなら馬力や燃費に相当すると言えます。施主が何を重要視するか、又は事業者がどのようなコンセプトを打ち出すか。第三者機関の公平中立な審査により可視化できます。このBELSに関しては温熱環境や一次エネに特化している点に特徴があり『家の燃費』がわかる指標と表現すれば理解しやすいかと思います。

具体的にZEH表示に必要な 要件はありますか?

宇治田  昨年までは、『Z EH』、『Nearly ZEH』、「省エネ基準適合の外皮性能」と「一次エネ削減率100%以上」をクリアすることで表示が可能となる『ゼロエネ相当』の3種でしたが18年春の『新・ZEHロードマップ 』策 定に伴いZEH Orientedが加わりました(図表参照)。省エネ基準を満たした住宅はBEI(Building Energy Index)の値から省エネ性能が高い順に「☆」マークで5段階に格付けされシールやプレート等で表示できるようになります。認定取得件数はZEH表示制度が始まって以来、右肩上がりに増加傾向にあり大手ハウスメーカーを中心とし中小の皆様まで幅広い事業者の方々が申請され累計約5.7万件(18年9月末時点)に上っています。申請内容も上位等級が大半を占めるなど高性能な住宅が供給されていることがわかります。

認定取得に当たり何かメリットがありますか?

長谷川  施主へのPRだけでなく住宅金融支援機構によるフラット35S融資基準適合証明書など様々な仕組とワンストップサービスが受けられます。経済産業省&環境省のZEH補助事業、国土交通省のグリーン化事業などの要件にも組み込まれ事業者にとっても申請の手間を省略できるようになっています。ただ、重要な点は認定を取得するということだけではありません。一般に広く認知・普及が進むことで、消費者に選択の機会を示し、より省エネ性能の高い住宅ストックの形成に繋げていくということではないかと考えています。この省エネ性という観点は欧米を中心にもはや当たり前となっており脱炭素化を志向する世界的な流れの中でも重要な位置づけになってきます。協会では関連団体と協力し説明会や講習会も随時開催しています。 ZEH普及促進に向けて同制度の活用と増々の拡大を期待したいと思います。 (敬称略)

※本記事は月刊スマートハウス別冊 『ZEH MASTER 2018』 に掲載したものより抜粋しています。

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