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「関西大学高等部SDGsフォーラム」開催

 業界人の皆さん。「そんな言葉知らない」では笑われてしまう日がもうすぐやって来ますよ――。関西老舗名門校としてしられる関西大学の併設校である関西大学高等部は6月4日、探究学習の一環として今年で3回目となる「SDGsフォーラム」を開催。高校2年の生徒140名、協力企業16社・約50名が同大学梅田キャンパスに集まり地球規模の課題についての理解を深めた。開催に先駆け井尻校長は「利己的ではなく利他の心が重要。このフォーラムを契機に次の世代が豊かに生きていける世界を考え、創っていってほしい」と生徒に呼びかけていた。

 前半はオリエンテーションを兼ね全体会が行われた。吉本興業が製作した啓発動画『空飛ぶビニール袋』『氷を運ぶ男』を鑑賞し「この動画は何を意図しているのか」を考察。会場の生徒たちは海洋汚染や温暖化問題を隠喩するシーンを読み解いた上で「一人ひとりの意識が大切」「生活を見直す必要がある」「行動を起こすことが大事」などの意見を飛び交わせた。映像はモノクロで表現されていたことから「既にこの地球に緑が少ないという事を暗示しているのでは」との鋭い指摘もあり、“大人たち”が感心の声を挙げていた。後半は10名程度のグループに分かれ協力企業とのディスカッション。はじめに企業・団体側から空調、トイレ、再生プラスチックといったSDGsと関連する事業や取り組みがレクチャーされ、その後、質疑応答・討論の中で課題への理解を深めるというものだった。真剣に聞き入る眼差しと発言に各企業人も熱く応える場面が散見された。

 このSDGs(持続可能な開発目標:Sustainable Development Goalsの略、エス・ディー・ジーズ)は15年9月の国連サミットにおいて全会一致で採択されたもの。2030年に至るまでの国際目標として掲げられている。エネルギー、貧困、ジェンダーなど17のゴール・169のターゲットがある。我が国においては全閣僚を構成員とする「SDGs推進本部」が16年に設置され国内外での推進体制を整備。地方自治体・民間企業・団体等と連携したアクションプランが動き出している。アルファベット4文字のこの単語は一般の感覚では少し遠い話に聞こえるが「未来の子どもたちのため」とZEH・LCCM推進、スマエネ機器の普及を通し、健康・快適で安全・安心、より善い世界の構築を目指す業界人にとって無関係な言葉ではない。進行役の松村教諭は「学校教育の中でSDGsやグローバル視点を培うというテーマ学習は全国的に広がってきている」と話す。若い世代が認識を深めるなか冒頭の通り「知らない」では済まされないと言えそうだ。

※本記事は次代住宅専門誌 『月刊スマートハウス』 No.54に掲載したものより抜粋しています。

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